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上京するオレと先生の最後のセックス

934 :好色一代男:2007/04/14(土) 16:58:08 ID:oWYd9/uZO

その年の3月の最後の日曜日にオレは引っ越すことになった。オヤジの友達が運送業をしているので、その人に荷物の運搬を頼んだ。
引っ越し前日、昼過ぎに荷物を全て積み終えた。明日のこの時間は、オレはここにはいないんだな…。良く晴れた日の空を見ながら、オレは何となくぼんやりとそんな事を考えていた。
夕方、友達が送別会を開いてくれるということにして、オレはセンセと待ち合わせをしているKへ向かった。数日前には、マジで友達が送別会を開いてくれていた。おかしいと疑問をおフクロも感じたようだったが、行ってらっしゃいと見送ってくれた。
玄関のドアを開け、家を出ようとするオレ。
「彼女によろしくね(笑)」背中におフクロの声がした。


シリーズ体験談
1話 小6でした乱交の罪悪感とドキドキは16年経った今でも忘れられない…
2話 先生は掌にザーメンをボトボト落としその後優しく掃除フェラしてくれた
3話 「ゴクッ」先生はシゴきながら口に溜まったザーメンを飲み込んだ
4話 先生と生徒の女同士のキスの奥ではオレの精子の受け渡しが行われている
5話 中に出した精子が外に逆流してくるのを俺に見せて先生は喜んでいた
6話 破瓜の痛みに耐えている先生にオレは更に根元付近までねじり入れた
7話 浮気に怒った先生は勃起を見て跨がり物凄い勢いで腰を振りだした
8話 飲み切れずに咽た先生の口から唾液とザーメンの混じった白い液が垂れた
9話 上京するオレと先生の最後のセックス
10話 最終話・エロ無し)バツイチ10歳上の先生とハッピーエンド?


935 :好色一代男:2007/04/14(土) 17:05:19 ID:oWYd9/uZO

やっぱ親は凄い。ちゃんと気付いてたらしい。
「そ、そんなんじゃねーし」オレはギクリとしながら言った。
「そうなんだ。アンタはモテないんだから、遠距離恋愛を何とかお願いしますって頼み込むのよ(笑)」全くオレの言葉を信用しない母。そんな母も、まさか相手が10も年上の、しかも恩師だと知ったらどうなったであろうか。
オレは定刻より少し前にKに着いた。センセはもう来ていた。オレを見つけると微笑んで手招きする。オレは正面に座った。
「いよいよ新生活ね(笑)」
「ああ…」
「新生活を迎えて、感想はどうですか?」センセはいつもの如くインタビュアーの真似をした。


937 :好色一代男:2007/04/14(土) 17:13:41 ID:oWYd9/uZO

「いや、別に何も…」オレは照れながら言った。
「東京で頑張るのよ?都落ちしたら許さないかんね(笑)」
「センセが作ってくれた道だからな。ちゃんと大事に歩くわ」
「バ、バカっ!泣かせるんじゃないの!…ガキのくせに…」センセは俯いた。オレは本当に心から感謝していた。
「S君…、大人になったね…」センセがポツリと言った。
「は?今ガキって…」
「これなら大丈夫。東京に行っても必ず恋人が出来るよ(笑)」微笑んでいたが、何となく悲しそうに見えた。
「ベ、別にそんなのいらねーし…」
「ふふっ。じゃあ出ようか。カラオケ行きたい」
「…ほいほい」オレ達は席を立った。


142 :好色一代男:2007/04/15(日) 23:10:12 ID:iIbYVMEcO

二人でセンセの部屋の近くにあるカラオケボックスへ。いつもより何倍もはしゃいで唄うセンセ。
「ほら、間隔空けないの。どんどん曲入れるの!」
「へいへい」今思えば、寂しさを自分で打ち消したかったのかな。
退室の時間になった。
「ね。まだ時間ある?付き合ってほしいとこあるんだ」
「ん?いいよ」明日からはなかなか会えない。オレは朝までいろと言われても従うつもりだった。店を出ると、センセはコンビニに寄って軟球の形をしたゴムボールを買った。
「キャッチボールしよ。一回S君としてみたかったの」センセは車に戻り、ボールをオレの手に置きながら言った。
「ちゃんと捕れんの?w コレだって当たると痛いよ?w」
「そこまで鈍くないもん!」……鈍いくせに…。


145 :好色一代男:2007/04/15(日) 23:21:36 ID:iIbYVMEcO

近くの公園で二人は車を降りた。夜も9時を回っていた頃だったと記憶している。そこは白色灯が眩しいくらい明るい公園だった。
「へっへっへ…。私結構上手くない?」ボールをキャッチしながらセンセが言った。
「ああ、上手いね」
「ねえねえ。S君みたいに恰好良く投げるのはどうやるの?」
「…それでいいんじゃね?」教えるのメンドすぎる…。
「ちゃんと教えるの!」
「へいへい。ったくメンドくせーな…」先生に近寄り、フォームを教える。
「肩で投げんじゃねーんだよ。腰の回転をだな…」
「うんうん…」言われた通り、何回もフォームを確認するセンセ。
「なるほど。わかった。じゃあカーブはどうやるの?」
「は?普通に投げれない人には10年早いですよ。それにオレピッチャーじゃないし…」


150 :好色一代男:2007/04/15(日) 23:31:11 ID:iIbYVMEcO

「良いじゃん!教えるの!英語教えてやったでしょ!」んな無茶苦茶な…。
「だからぁ、オレよく知らねーけど、ここに指引っ掛けて、投げる時こう捻るんだよ」
「よしよし、わかった!じゃ、離れて離れて」元の位置に戻るオレ。
「しゃがんで~」
「へいへい」センセは振りかぶって投げてきた。
「お、良い球ですね。ストライク。コレは手が出ませんな」山なりのボールをキャッチしてオレは言った。
「曲がった?」
「曲がってねーけど、ストライクゾーンには入ったな」
「それじゃダメ!もっかい!」ストライクはどうでも良く、カーブさせたいらしい。
「えいっ!」また山なりのボールが来る。
「お、ちょこっと落ちた」
「ホント?やった!コツ掴んだ!」センセは喜びながら何球もカーブを放ってた。


151 :好色一代男:2007/04/15(日) 23:41:43 ID:iIbYVMEcO

「はい。じゃあ次はS君ね。思いっきり投げてみて」
「は?取れるわけねーだろ」
「じゃあ、私バッターで立つから、投げてみて」
「だからオレピッチャーじゃねーって…」
「良いの!早く!」
「当たったらいてーぞ?」
「平気。ずっと見てきたS君の球近くで見てみたい」
「じゃあ…」オレは振りかぶった。センセに当てないようにを第一に低めを目掛けて投げ込む。ボールは狙い通り、構えるセンセの真ん中低めを通過し、奥の壁に跳ね返った。パシーンという軽い音が響く。
「すごーい。速いね~。何でピッチャーやらなかったの?」目を丸くしながらセンセが言った。
「こんなんでなれるようなもんじゃねーの。ピッチャーと4番は選ばれた人しかなれねーんだよ」これオレの持論。
「ふーん。でも最後の最後にようやく間近で見れたわ。凄かったわ」


157 :好色一代男:2007/04/15(日) 23:54:10 ID:iIbYVMEcO

「野球選手とキャッチボール出来て幸せでした。ありがと」センセはペコッと頭を下げた。
「選手じゃないけど…。まあ喜んでもらえて何より…」
「はい!じゃ次!」センセはオレを押して車に乗せる。何か一分一秒も無駄にしたくないような感じだった。
「まだ何かやんの?」助手席でオレが聞いた。
「うちにいこ」
「ああ…へいへい」
センセの部屋。これで当分見納めだな…。まだ今後も普通に会えると思ってたオレは、センセの部屋でぼんやりとそんなことを考えていた。
「汗かいたから、お風呂の準備してくるね」甲斐甲斐しくテキパキと動くセンセ。やがて風呂のお湯が溜まったことを知らせるブザーが鳴った。
「じゃあ…いつものように…待っててね」センセはそう言うと風呂場に消えた。


161 :好色一代男:2007/04/16(月) 00:02:19 ID:yTGdN6OrO

「入って良いよ~」自分の体を洗い終え、センセがオレを呼んだ。言われた通り風呂場へ。
「あ、来た来た(笑)はい、じゃ汗流してそこに座ってね」いつものように浴槽に浸かり、顔だけ見せる恰好でオレに言った。
「…ほい。流した」オレはシャワーを体全体にかけ、椅子に腰をおろした。ザバッと先生が浴槽から出て、オレの背中に立った。
「じゃ、洗いま~す」ボディソープを手に出し、ゆっくりとオレの背中を洗い出す。
「気持ち良~い?」
「ああ、うん」もう何回も同じ事をしてもらっても、センセの細い指は優しく、気持ち良かった。
「はい。じゃ前ね」言われた通り振り返る。


166 :好色一代男:2007/04/16(月) 00:11:30 ID:yTGdN6OrO

「相変わらず逞しいわね」センセはそう言いながら、オレの体を丁寧に洗ってくれた。いつもなら、ここで出しちゃう?っとなって口でしてくれるんだが…。
「はい。おしまい」
「え?ああ。ありがと」
「あ(笑)今違う展開予想したでしょ(笑)」
「いや、そんなんじゃねーよ」あっさり見透かされた。
「今日は…、今日だけは一緒にイキたいから…」センセは真っ赤になって言った。
「そっか。そうだよな」大してセンセの言ったことを深く理解もせず、ベッドに移動するオレ。
「今日は、S君からしてくれない?」頼まれるまま愛撫。体の隅々まで味あわせてもらいました。いつもなら恥ずかしい、くすぐったいと嫌がる腋の下やケツも、文句一つ言わず差し出してくれたセンセ。何回見ても飽きない裸に、オレは見とれながら夢中で愛撫を繰り返した。


171 :好色一代男:2007/04/16(月) 00:19:56 ID:yTGdN6OrO

「……………もう充分。ありがと」散々感じまくったセンセが、早くもぐったりして言った。
「今度は私ね」センセは体を重そうに持ち上げ、正座してるオレに寄り掛かるようにして、乳首を舐める。そのまま押し倒された。耳たぶから首、腕、胸と丁寧に隅々まで優しく舐めてくれた。いつも通りの愛撫だと思いつつ、何か特別に気持ち良かった。
「あ、こんなにおっきくして(笑)お風呂場で我慢したもんね(笑)」全身を愛撫し終えた後、チンコを優しく撫でながら言った。
「だって気持ち良かったし…」
「こういう時だけ素直だよね(笑)舐めてほしい?」
「ああ、そりゃまあ…」
「だーめ(笑)」
「じゃ聞くなよw」オレの言葉を無視してゴムを探すセンセ。


174 :好色一代男:2007/04/16(月) 00:30:20 ID:yTGdN6OrO

ゆっくりとゴムを被せ、
「最初は私上ね」言い終わるより早く跨がってきた。
「うぅ~ん…気持ち…良い…」ゆっくり腰を動かしながら、センセは弱く喘ぎ出した。センセもたっぷり濡れていたから、滑らかに深く、ズリュズリュといやらしく擦れる音が、喘ぎ声に混ざり部屋に響く。
「センセ…オレもう…」
「んっ!ぇえっ!早いよぅ…。んっ!」腰を振る速度を落としながらセンセが言った。
「んっ!。じゃS君下」ヌポッと抜いてセンセは横たわる。オレが覆いかぶさるようにセンセに重なる。
「いつもより…大きいかも…ああっ!」当分センセと出来ないと思い、オレは必死に耐えた。多分気を許したら、あっさり果てる…。オレは無我夢中に腰を振った。


179 :好色一代男:2007/04/16(月) 00:39:27 ID:yTGdN6OrO

「あっ!私もイキそうっ!もうちょっと…。もうちょっとなのぉ…」センセがオレの髪を引っ張りながら絶頂を迎えようとしていた。
「ね、一緒にいこ。ねっ!ああっ!一緒に…」センセのこの一言で、オレの我慢も限界に達した。
「あっ!オレいくっ!」
「あ…あたしもっ!うう~ん…。ごめんなさぁぁぁい」いつものように何故か謝り、センセが絶頂に達した。目をキュッとつぶり、背中に回した手に力を入れ、オレの背中に爪を立てた。
「はあっ!はあ…。イッちゃった…」虚ろな目でオレを見つめ、プルプルと小刻みに震えながら小さく喘ぎ、ギュッとオレを抱きしめた。もちろんオレも発射していた。
「あっ!抜かないで。もう少しこのままでいよ…」チンコを抜こうとしたオレにそう言い、マンコをキュッと締めた。


182 :好色一代男:2007/04/16(月) 00:46:26 ID:yTGdN6OrO

最後にしてはあっさりしたセックスだったと、今になれば思うが、あれほど満足したセックスを、オレはその後も一度も味わっていない。
ゆっくりとゴムを外すセンセ。
「うわ…。こんなに沢山…。気持ち良かった?」
「うん」
「私も良かった~」ティッシュにゴムを包んで捨てると、センセはいつものようにオレの肩に頭を乗せた。
「ん…キス」センセが顔を上げて唇を寄せてくる。オレもしっかり受け止める。
「ふぅ~」長かったのか短かったのか、今では思い出せないが、苦しかったことだけは覚えてる。二人で唇を離して大きく息をついた。
「…今日で最後ね」センセがオレの胸に顔を埋め、突然言った。


185 :好色一代男:2007/04/16(月) 00:56:23 ID:yTGdN6OrO

「え?なんで?」突然の告白に、オレは驚いた。いや、驚いたふりをしたのかもしれない。この先もずっと続く関係だと思いながら、心のどこかではこんな展開になるのを覚悟していたような気がする。
「私は教師。アナタは生徒。教師は生徒に教えるものよ。でももう私がアナタに教えられることは何一つないもん。まあ教師と生徒以上の事しちゃったけどね(笑)」センセはオレを見つめ、微笑んだ。どこか物悲しいその微笑みが痛かった。
「オレ、東京行ってもセンセの事…」
「ダメッ!それはダメ。お互いの為に良くないよ。S君はちゃんと、心から守りたい人をこれから見つけるのっ!」
「センセじゃだめなの?」
「……………」センセは応えなかった。鼻を啜る音から、泣いていたように思う。


188 :好色一代男:2007/04/16(月) 01:04:21 ID:yTGdN6OrO

「オレ、センセの事好き…」
「それ以上言ったらぶっ飛ばす!」センセがオレの言葉をさえぎって言った。沈黙の時が流れる。
「東京で、頑張るのよ。会えなくなってもずっと応援してるから。いつまでもセンセだからね」振り絞るようにセンセが言った。
「うん…」オレは頷くしかなかった。センセの涙と鼻水で、オレの胸がグチャグチャに濡れている。
「センセ…ありがと…オレ頑張るよ」
「ううん。私の方こそありがと。私の期待に100点満点で応えてくれたね。最後の5、あげる」センセは顔を上げ、涙でグチャグチャになった顔を微笑ませ、優しくキスをしてくれた。


195 :好色一代男:2007/04/16(月) 01:18:18 ID:yTGdN6OrO

長い間抱き合っていた。この肌の感触を絶対忘れないように、オレはギュッとセンセを抱きしめた。
「…変な女につかまるなよ…」センセがぽつりと言った。
「センセの事忘れるのに、暫く時間かかりそうだし、無い無いw」オレは無理に明るく言った。
「もし変な女に引っ掛かってたら…」
「ん?」
「これ切っちゃうからねっ!」そう言うとセンセはチンコを握り、モゾモゾと布団に潜って行った。やがて生暖かい感触をチンコに感じた。
センセは最後のフェらをしてくれた。ゆっくり、ゆっくり。オレも最後だからとイクのを我慢したが、もう何度もやられてどこが感じるか知り尽くしているセンセにあっさり白旗を上げた。
「んっ!ん…ゴクッ」いつものように飲み干してくれたセンセ。


197 :好色一代男:2007/04/16(月) 01:26:02 ID:yTGdN6OrO

「この味は一生忘れられないわね(笑)」明るさを取り戻したセンセが、ティッシュでチンコを拭きながら言った。
「そんな…。他の男とやれば忘れるってw」
「あははは。そう願いたいわね(笑)」時計を見ると、もう夜中の2時を回っている。
「泊めたいけど、今日はもう出なきゃならないからね。最後の夜は自宅で過ごしなさい」オレ達はシャワーを浴びて服を着た。
「あ、忘れ物」センセが言った。指差した先には、オレが校一の時にセンセに誕生日プレゼントでもらったギターがあった。
「おお、いかん」うちに一台あるし、センセがメシ作ったりしてる間に練習しようと、置きっぱなしになっていたんだった。


200 :好色一代男:2007/04/16(月) 01:36:03 ID:yTGdN6OrO

オレはギターケースを手に取った。
「最後に一曲リクエスト(笑)」
「え?『禁じられた遊び』とかで良い?」
「それは厭味か!(笑)」そんな…深読みしすぎだ…。
「ちゃんと歌詞のあるやつ!」
「う~ん…。じゃあ上手くないと思うけど…」
「わーい」(パチパチ…)
拍手に促されるように、オレは唄い出す。
「優しくしないで~。君はあれから~、新しい別れを恐れている~」黙って聴き入るセンセ。
「愛を~止めないで~。そこから逃げないで。眠れぬ夜は~いらない~もういらない~」見るとセンセは涙をボロボロ流してた。唄い終わるオレ。
「オフコースか。私この歌大好き。古いのによく知ってるね」
「いっつもセンセの車の中でかかってたからね」


203 :好色一代男:2007/04/16(月) 01:42:59 ID:yTGdN6OrO

「バカッ!最後まで泣かせるんじゃないの!…でもありがと。上手だったよ」

センセの車に乗り込み、うちに送ってもらう。
「明日は何時に出るの?」ハンドルを握りながらセンセが言った。
「さあ…。荷物入れたりしなきゃなんないから、向こうになるべく早く着かなきゃならないし、朝早いだろね」
「お友達が見送ってくれたりするの?」
「いや…」見送ると言ってくれた友達を、オレは断った。どうもそういう場面は苦手で受け付けない。先にも書いたが、オレは涙脆い。けど絶対泣いたりしたくなかった。
「ふ~ん。じゃあご両親と一緒?」
「んにゃ、親は引越の車で後から出るって。オレ先に行って鍵もらったりしなきゃなんないから…」


206 :好色一代男:2007/04/16(月) 01:52:19 ID:yTGdN6OrO

「じゃあ、私がついてってあげるよ」見送られるのはイヤだというオレの気も知らずに、センセは明るく言った。
「え?いや、良いよ。今日もこんな時間だし、寝てなよ」
「遠慮するな(笑)じゃあ、明日…んーと…。何時頃に出るの?」
「んー…、まあ8時半頃か?でもいいって。やめようよそういうの」
「じゃあその時間前にO公園(うちの近くの公園)の駐車場で待ってる」
「一人で行くから良いって」
「やだもん!一緒に最後までいたいんだもん!」
「……へい」
「んっ!(笑)良し良し(笑)じゃあ数時間後ね~」センセはオレの家の前でオレを降ろし、帰って行った。
最後か…。急に現実に引き戻された気がして、ギターケースを抱えたままオレはボーッと立ち尽くしていた。


211 :好色一代男:2007/04/16(月) 02:00:10 ID:yTGdN6OrO

「おはよ。晴れて良かったね」定刻に公園に行くと、センセはもう到着していた。
「悪いね、朝早くから」オレは助手席に乗り込む。
「なんのなんの。じゃあ行きますよ~」寂しさを振り払うのか、センセは明るくはしゃいでた。
新幹線に乗る駅に到着。
「ちょっと早く着きすぎたね」
「うん。まあホームに出てるわ」
「じゃ、私も入場券買ってくる」
「いや、ここで良いって。ホントありがと。お世話になりました」口早にオレは言った。
「何よそれ。絶対ホームまで行くもん!」センセはパタパタと切符を買いに行った。
「…………………」
「お待たせ~。さあ入ろ」センセはどんどん先行する。


213 :好色一代男:2007/04/16(月) 02:06:35 ID:yTGdN6OrO

ホームに出て、乗り口に荷物を下ろす。日曜の朝早いので、他の客はまばらだった。
「まだ少し寒いね」センセは身を屈めて言った。3月の終わりは、オレの地元ではまだまだ寒い。
「あ、コート着る?どうせ東京暑そうだし、そのまま持って帰っていいよ」オレは薄手のロングコートを脱いだ。
「ん…。平気。あ、ありがと」コートをかけられ、センセは素直にお礼を言った。
「しっかりね。遊んでばっかじゃダメよ(笑)ご飯もちゃんと作るのよ。コンビニばっかじゃ、ブクブクに太っちゃうんだから(笑)」
「かーちゃんみてーなこと言うなよ。分かってるって」


215 :好色一代男:2007/04/16(月) 02:14:49 ID:yTGdN6OrO

東京行きの新幹線が入るアナウンスが流れた。
「じゃあ、元気でね。立派なお医者さんになるのよ」センセはニコニコして言った。
新幹線が入ってきた。ドアが開き、荷物を持って乗り込もうとするオレ。と、その時、センセがオレの肘を掴んだ。
「ダメ…。行かないで…。行っちゃヤダ…」俯きながらだったし、到着と発車のアナウンスが入り交じりよく聞き取れなかったが、センセはオレを引き止めようとした。
「ん?どした?」オレは聞こえないふりをした。引き止められたら間違いなく泣く。そう思ったから…。
「ん…。何でもない。頑張ってね。祈ってるよ」センセは顔を上げてオレを見つめ、微笑んだ。目が真っ赤…。


217 :好色一代男:2007/04/16(月) 02:22:43 ID:yTGdN6OrO

オレは新幹線の入口を跨いだ。
「これ…」センセがオレに何か手渡す。
「ん?何これ」綺麗に包装された小包みを受け取りながら、オレは聞いた。
「私が小さい時から使ってた辞書。もう古くて載ってない単語もあるけど、側に置いてあげて」
「そんな大事なもん、もらえねーって」
「じゃ、このコートと交換」
「わかった。ありがとな」
ドアが閉まるまで、センセは微笑み続けてくれた。オレも泣かずに済む。
「じゃあ、元気で」オレは手を出した。
「んっ!元気でね」センセは優しく握り返してくれた。ドアが閉まった。ゆっくりと電車が動き出す。
明るく手を振っていたセンセの顔が、急にクシャクシャになった。


220 :好色一代男:2007/04/16(月) 02:30:45 ID:yTGdN6OrO

手で顔を伏せていたが、片手だけ何とか手を振ってくれた。オレは泣かずに済んだ。やばかったが、ぐっと堪えた。やがてセンセは視界から消えた。
荷物を持ち席に着く。荷物を棚に上げて、ふとさっき渡された辞書の包装を剥がした。
「随分使いこんでんな…」オレは独り言を言った。まだ学生の頃から使っていたのだろう。単語にアンダーラインが引かれていたり、注意書きなんかが添えられていて、オレと会う前の、まだ学生だったセンセに出会う事ができた。ペラペラとページをめくる。


224 :好色一代男:2007/04/16(月) 02:44:52 ID:yTGdN6OrO

ずっとページをめくり、裏表紙ってのかな?そこでオレは目を止めた。

『生きた証を残すのだ!本当の自分に出会うのだ!(その日の日付)』

赤いマジックでメッセージが書かれていた。センセ…。ホントありがと。感謝と悲しさが一気に押し寄せる。人目も憚らずにオレは泣いた。
そして、ここまでオレに尽くし、協力してくれた人とはもう会えないんだと深く痛感した。初めて後ろ髪を引かれた。しかし無情にも新幹線は着実に東京に向けて進んでいる。
窓から入る日差しが涙で反射して眩しい。太陽にすら泣き顔を見られたくなかったオレは、カーテンを閉めた。ひとしきり泣き終え、オレはもう二度と泣かないと心に誓った。
東京に到着するアナウンスが流れる。期待と不安、忘れられない、いや忘れてはいけない思い出を胸に秘め、オレは東京の地に降り立った。

~別れ 完~



シリーズ体験談
1話 小6でした乱交の罪悪感とドキドキは16年経った今でも忘れられない…
2話 先生は掌にザーメンをボトボト落としその後優しく掃除フェラしてくれた
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過去のエロ体験談 5枚目
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